ためしてガッテンのエアコンカビ取り方法は?16度冷房のやり方と注意点
「ためしてガッテンで紹介されていたエアコンのカビ取り方法を知りたい」「16度で冷房を1時間つけるといいって本当?」
エアコンのカビ臭さや吹き出し口の黒い汚れが気になると、テレビやネットで見た方法を試したくなりますよね。特に「ためしてガッテン式」として知られている方法は、洗浄スプレーや分解をせずにできるため、気になっている人が多いはずです。
結論として、ためしてガッテン式として広まっているエアコンのカビ取り方法は、窓を開けた状態で、エアコンを最低温度、または16度前後の冷房で1時間ほど運転するというものです。冷房運転でエアコン内部に結露を発生させ、その水で熱交換器まわりの汚れを流すという考え方です。
ただし、この方法はエアコン内部を分解洗浄する方法ではありません。軽い臭いや湿気対策の補助にはなっても、ファンにびっしり付いた黒カビや、吹き出し口の奥の汚れまで完全に落とせるわけではありません。やり方と限界を理解したうえで試すことが大切です。
現場目線で見ると、この方法は「内部を洗う」というより「冷房で結露を作り、熱交換器まわりを流す補助」と考えた方が近いです。黒カビを全部落とす方法ではないので、期待しすぎないことが大切です。

この記事でわかること
- ためしてガッテン式として知られるエアコンカビ取り方法
- 16度前後の冷房を使う理由
- 窓を開けて行う理由
- 試す前に確認すべき注意点
- この方法で取れる汚れ・取れない汚れ
- 業者クリーニングを検討すべきケース
ためしてガッテン式のエアコンカビ取り方法とは?16度前後の冷房を1時間運転する
ためしてガッテン式として知られているエアコンのカビ取り方法は、エアコンを最低温度、または16度前後の冷房に設定し、窓を開けたまま1時間ほど運転するという方法です。
やり方はシンプルです。まず部屋の窓を開け、エアコンの運転モードを冷房にします。設定温度は最低温度、または16度前後にします。そのまま1時間ほど運転し、エアコン内部に結露を発生させます。
冷房運転をすると、エアコン内部の熱交換器が冷え、空気中の水分が結露します。この結露水は通常、ドレンホースを通って屋外へ流れます。この水の流れを利用して、熱交換器まわりに付いた軽い汚れを流す、という考え方です。
方法は「窓を開ける → 冷房を最低温度または16度前後にする → 1時間ほど運転する」という流れです。洗浄スプレーや分解を使わないのが特徴です。
この方法は、エアコン内部に水を直接かけるのではなく、冷房運転で自然に発生する結露水を使う考え方です。自分で分解しない点では安全寄りですが、すべてのカビを取れるわけではありません。

なぜ16度前後の冷房なの?結露水を多く発生させるため
16度前後の冷房にする理由は、エアコン内部をしっかり冷やして、結露水を発生させやすくするためです。
冷房運転では、エアコン内部の熱交換器が冷えます。そこに室内の空気が通ると、空気中の水分が冷やされて水滴になります。これが結露です。通常の冷房でも結露は発生しますが、設定温度を低くすると熱交換器がより冷えやすくなり、結露水が出やすくなります。
この結露水が、熱交換器についたホコリや軽い汚れをドレンホース側へ流す役割をすると考えられています。ただし、ファンにこびりついた黒カビや、吹き出し口の奥に付いた汚れまで流せるわけではありません。
16度冷房で期待されること
- 熱交換器をしっかり冷やす
- 結露水を発生させやすくする
- 熱交換器まわりの軽い汚れを流す補助になる
- 内部の湿気や臭い対策のきっかけになる
期待しすぎない方がよいこと
- ファンの黒カビを完全に落とす
- 吹き出し口の奥の汚れを全部落とす
- カビ臭さを必ず消す
- 業者クリーニングと同じ効果を出す
- カビを完全に予防する
エアコンのカビ臭さは、熱交換器だけでなくファンや吹き出し口の奥に原因があることもあります。16度冷房だけで臭いが取れない場合は、内部汚れが残っている可能性があります。

なぜ窓を開けるの?部屋を冷やす目的ではなく結露を作るため
この方法で窓を開けるのは、部屋を快適に冷やすためではなく、エアコン内部に結露を作るためです。
窓を閉めたまま最低温度の冷房を1時間運転すると、部屋がかなり冷えてしまいます。体にも負担がかかりやすく、夏場でも寒く感じることがあります。窓を開けておくことで、部屋を冷やしすぎずに冷房運転を続けやすくなります。
また、窓を開けて外気が入ることで、エアコンが冷房運転を続けやすくなります。冷房運転が続けば、内部の熱交換器も冷え、結露水が発生しやすくなります。
この方法は、部屋を涼しくするための運転ではありません。エアコン内部に結露水を作るための運転なので、窓を開けて行うのがポイントです。
窓を閉め切って最低温度で長時間運転すると、部屋が冷えすぎます。人がいる部屋で試す場合は、寒さや体調にも注意してください。

ためしてガッテン式の具体的な手順
ためしてガッテン式として広まっている方法を試す場合は、事前確認、冷房運転、乾燥運転の順で行いましょう。
いきなり最低温度で運転するのではなく、まずフィルターや吹き出し口、ドレンホースの出口を確認します。ホコリが多い状態で行うと、汚れが流れにくかったり、臭いが強く感じられたりすることがあります。
手順
- フィルターのホコリを確認し、汚れていれば先に掃除する
- 吹き出し口に黒い汚れが多すぎないか確認する
- ドレンホースの出口がふさがっていないか見る
- 窓を開ける
- 冷房モードにする
- 設定温度を最低温度、または16度前後にする
- 1時間ほど運転する
- 運転後、送風・内部クリーン・短時間の暖房などで内部を乾かす
- 臭いが残るか、吹き出し口の汚れが変わらないか確認する
最後に内部を乾かす工程も大切です。冷房で結露を作ったあと、内部が湿ったままだと、かえってカビ臭さが気になることがあります。送風機能や内部クリーン機能がある場合は使いましょう。送風がない機種では、短時間の暖房運転が代わりになることもあります。
意外と忘れやすいのが、最後に乾かすことです。冷房で水を出して終わりではなく、そのあと内部を乾燥させることで、湿気を残しにくくできます。

試す前に確認したい注意点
ためしてガッテン式の方法は手軽ですが、すべてのエアコンに無条件でおすすめできるわけではありません。
特に注意したいのは、すでに水漏れしているエアコン、ドレンホースが詰まり気味のエアコン、異音やエラー表示があるエアコン、古くて調子が悪いエアコンです。この状態で結露水を多く発生させると、水漏れや不具合が出る可能性があります。
また、吹き出し口に黒い汚れがびっしり付いている場合や、運転開始直後に強いカビ臭がする場合は、すでに内部汚れが進んでいる可能性があります。この場合、16度冷房を1時間行っても、臭いが改善しないことがあります。
試す前に確認したいこと
- エアコンから水漏れしていないか
- ドレンホースの出口がふさがっていないか
- 異音やエラー表示が出ていないか
- コンセントや電源まわりに異常がないか
- 吹き出し口の黒い汚れが多すぎないか
- フィルターがホコリで詰まっていないか
- 体調が悪い人がいる部屋で無理に行わないか
水漏れがあるエアコンでこの方法を試すのは避けた方がいいです。結露水を多く出す方法なので、排水に問題があるとトラブルが悪化することがあります。

この方法で取れるカビ・取れないカビ
ためしてガッテン式の方法は、熱交換器まわりの軽い汚れや臭い対策の補助として考えるのが現実的です。
冷房で発生した結露水は、熱交換器を通ってドレンホースへ流れます。そのため、熱交換器まわりに付いた軽いホコリや汚れであれば、ある程度流れる可能性があります。
一方で、吹き出し口の奥にあるファン、ルーバー裏、ドレンパンまわり、電気部品の近くに付いた汚れは、結露水だけでは落ちにくいです。黒いカビが目で見えるほど付いている場合は、内部の分解洗浄が必要になることがあります。
16度冷房は「内部を丸洗いする方法」ではありません。見える黒カビやファン汚れが多い場合は、業者クリーニングの範囲です。
この方法で臭いが軽くなることはありますが、黒い汚れが消えない場合は無理に続けても限界があります。見えるカビが多いなら、内部洗浄を検討しましょう。

洗浄スプレーや分解掃除と比べてどう?安全性は高いが効果は限定的
ためしてガッテン式の方法は、洗浄スプレーや分解掃除と比べると、エアコン内部に直接薬剤や水をかけない点では安全寄りです。
市販の洗浄スプレーは手軽ですが、使い方を間違えると電気部品にかかったり、汚れが奥に残ったり、水漏れにつながったりすることがあります。自己判断の分解掃除も、部品の破損や戻し忘れのリスクがあります。
その点、16度冷房で結露水を発生させる方法は、通常の冷房運転の延長です。ただし、効果は限定的です。内部にこびりついたカビやファン汚れまでしっかり落としたい場合は、分解して洗浄する業者クリーニングの方が向いています。
方法ごとの違い
- 16度冷房:分解せずに試せるが、効果は軽い汚れ向き
- 洗浄スプレー:手軽だが、使い方を間違えると故障や水漏れのリスクがある
- 見える範囲の拭き掃除:安全に始めやすいが、奥の汚れは残る
- 業者クリーニング:費用はかかるが、内部汚れまで対応しやすい
安全性と効果は別で考えましょう。16度冷房は試しやすい方法ですが、内部の黒カビをしっかり落とす方法ではありません。

やったあとにカビ臭さが残る場合は?内部のファン汚れを疑う
16度冷房を1時間行ってもカビ臭さが残る場合は、熱交換器以外の場所に汚れが残っている可能性があります。
特に多いのは、吹き出し口の奥にあるファンの汚れです。ファンに黒い汚れが付いていると、運転するたびに臭いを感じやすくなります。この部分は、結露水だけではきれいになりにくく、無理にブラシを入れると破損の原因にもなります。
また、ドレンパンまわりに汚れがある場合や、お掃除機能付きエアコンの内部にホコリが残っている場合も、臭いが戻ることがあります。見える範囲を掃除しても臭いが改善しない場合は、内部クリーニングを検討しましょう。
クリーニングを検討したいサイン
- 16度冷房をしてもカビ臭い
- 運転開始直後に強い臭いがする
- 吹き出し口に黒い汚れが多い
- 奥のファンに黒い汚れが見える
- フィルター掃除をしても臭いが残る
- 数年以上クリーニングしていない
- 冷房や除湿をよく使う部屋で湿気が多い
費用の目安は、壁掛けエアコンクリーニングが8,000円〜14,000円前後、お掃除機能付きエアコンが14,000円〜25,000円前後、防カビコートが1,000円〜3,000円前後です。
依頼するときは、エアコンの型番、お掃除機能の有無、臭いが出るタイミング、黒い汚れが見える場所を伝えると、作業内容を相談しやすくなります。

カビを増やしにくくするには?冷房後に内部を乾かす
エアコンのカビを増やしにくくするには、冷房や除湿のあとに内部を乾かすことが大切です。
冷房や除湿のあとは、エアコン内部に湿気が残りやすくなります。内部クリーン機能がある場合は活用しましょう。送風機能がある機種では、冷房後に送風運転を行うことで湿気を残しにくくできます。
送風機能がない場合は、短時間の暖房運転が代わりになることもあります。ただし、夏場は部屋が暑くなるため、無理に長時間行う必要はありません。機種によって使い方が異なるため、取扱説明書も確認しましょう。
カビを増やしにくくする習慣
- 冷房後に内部クリーンを使う
- 送風機能があれば冷房後に使う
- フィルターを定期的に掃除する
- 部屋の湿気をためにくくする
- 吹き出し口の黒い汚れを早めに確認する
- カビ臭さが出たら放置しない
- 数年に一度は内部汚れも確認する
カビ対策は、汚れてから一気に落とすより、湿気とホコリを残しにくくする方が大切です。内部クリーンとフィルター掃除を習慣にしましょう。

よくある質問
ためしてガッテン式として知られる方法は、やり方よりも「どこまで効果を期待するか」が大事です。よくある疑問を整理します。

- ためしてガッテン式のエアコンカビ取りはどうやるのですか?
-
窓を開けた状態で、エアコンを最低温度または16度前後の冷房に設定し、1時間ほど運転する方法として知られています。冷房で発生する結露水を利用し、熱交換器まわりの軽い汚れを流すという考え方です。
- 16度冷房でエアコンのカビは全部取れますか?
-
全部取れるわけではありません。熱交換器まわりの軽い汚れには働く可能性がありますが、ファンの黒カビや吹き出し口の奥の汚れ、ドレンパンまわりの汚れまでは落ちにくいです。
- 窓を開けるのはなぜですか?
-
部屋を冷やしすぎずに冷房運転を続け、エアコン内部に結露を発生させるためです。この方法は部屋を涼しくするためではなく、内部に結露水を作る目的で行います。
- 水漏れしているエアコンでも試していいですか?
-
水漏れしている場合は避けてください。この方法は結露水を多く発生させるため、排水に問題があるエアコンでは水漏れが悪化する可能性があります。先に点検や修理を検討しましょう。
- やったあとにカビ臭さが残る場合はどうすればいいですか?
-
内部のファンや吹き出し口の奥に汚れが残っている可能性があります。フィルター掃除や見える範囲の拭き掃除をしても臭いが残る場合は、エアコンクリーニングを検討しましょう。
まとめ|ためしてガッテン式は16度冷房で結露水を作る方法。ただし内部洗浄ではない
ためしてガッテン式として知られるエアコンのカビ取り方法は、窓を開けた状態で、最低温度または16度前後の冷房を1時間ほど運転する方法です。冷房でエアコン内部に結露水を発生させ、熱交換器まわりの軽い汚れを流すという考え方です。
ただし、この方法はエアコンを分解して洗うクリーニングではありません。吹き出し口の奥のファン汚れ、黒カビ、ドレンパンまわりの汚れまで完全に落とせるわけではないため、カビ臭さが強い場合や黒い汚れが多い場合は、業者クリーニングを検討しましょう。
この記事のまとめ
- ためしてガッテン式は、16度前後の冷房を1時間ほど運転する方法
- 窓を開けて行うのがポイント
- 冷房で結露水を発生させ、熱交換器まわりの軽い汚れを流す考え方
- ファンの黒カビや吹き出し口奥の汚れまでは落ちにくい
- 水漏れや異音があるエアコンでは試さない方がよい
- 運転後は送風・内部クリーン・短時間暖房などで乾かす
- 臭いが残る場合は内部クリーニングを検討する
- 日常的にはフィルター掃除と内部乾燥でカビを増やしにくくする
ためしてガッテン式のカビ取りは、手軽に試せる一方で、内部を完全にきれいにする方法ではありません。軽い臭いや予防の補助として使い、黒い汚れや強いカビ臭さがある場合は、無理に自己流で掃除せず、専門業者への相談も検討しましょう。
この方法は、エアコンを壊しにくい範囲で試しやすいのが利点です。ただし、カビ臭さが強い場合は原因が奥に残っていることが多いので、そこで無理をしない判断が大切です。


